相手のまわしを外す(もろだし)
【方法】
押しを3回、つっぱりを1回当ててから吊りを決める
結果:相手のまわしが外れて、もろだしになり勝ちになる。
正式な決まり手ではなく反則負けの扱いです。
※手順の説明は資料によって違います。別の資料では「組んだ状態で相手を3回押し、離れて張り手を1回当て、もう一度組んで投げる」と説明されています。
ジャーマン・スープレックスを決める(すうぷれっくす)
【方法】
離れた状態でつっぱりを3回当てる。相手の体力ゲージが光ったタイミングで投げを仕掛ける
結果:ジャーマン・スープレックスが決まる。
土俵の外へ放り投げる(あびせたおし)
【方法】
土俵の中央で投げ負ける。または、Aボタンでダッシュして相手の直前でAボタンを押してジャンプする
結果:高く画面の外へ放り投げられ、空中で落下点を操作できる。相手の上に落ちれば勝ちになる。
ブレーンバスターで逆転する(ぶれえんばすたあ)
【方法】
土俵際に追い詰められ、自分のゲージが3個以下で、相手のゲージが光っている状態で、相手が押してくるタイミングに合わせて、上+Bで吊りを入力する
結果:ブレーンバスターが決まる。
※このコマンドは1つの資料の記述のみに基づいており実機では確認できていません。
パスワードを書き換えて負け数を1つ減らす
【方法】
1敗以上している状態でパスワードを控え、6文字目を50音順で2つ前の文字に、8文字目を4つ前の文字に入れ替えて入力する
結果:再開したときの負け数が1つ減る。
失敗する場合は、8文字目を50音順で12個後の文字に変えると成功する、と説明されています。※実機では確認できていません。
最初から強い力士で始める
【方法】
パスワード入力画面(りきしのこころえ)で、「きえやておせねねせあめみすにやさ」と入力する
結果:腕っぷし(うでっぷし)が最大の32で、0勝0敗0優勝の特別な力士でゲームを始められる。
※複数の資料に同じ文字列が載っていますが、実機では確認できていません。
知っておきたい補足
●取組後には、親方から寸評がもらえるとされています。
●成績表のパスワードは、「うでっぷし」(レベル)や勝敗の記録を含んでいます。
●「相撲人生出世モード」では、負け越しても降格しない仕組みです。
●力士は、関脇以上は当時の実在力士をモデルにしていますが、大半は架空の力士です。「大満ノ海」「小回山」のように、実在の力士を連想させる名前をもじったものが多く並びます。
●説明書の用語は「おすもうさん」:説明書では「力士」ではなく「おすもうさん」という言葉が使われているとされています。
●※昇進の条件や5人勝ち抜きの対戦ルールなど、説明書に載っている内容は省きました。
コラム:外注が2割しか進んでいなかった
『つっぱり大相撲』は、1987年9月18日にテクモから発売されました。ゲームデザインは吉沢秀雄さん、音楽は山岸継司さん、プログラマーは猪瀬祥希さんです。テクモ(当時)での開発を振り返った証言によると、開発は思わぬ形で始まりました。
当初、ゲームの制作はまるごと外注に出されていました。発売日がすでに発表されていたため、マスターアップの2〜3か月前に猪瀬さんが様子を見に行くと、完成度は約2割しかなかったといいます。そこで外注を取りやめ、社内のスタッフが泊まり込みに近い態勢で作り直すことになりました。
技を出すための操作は、約2回、全面的に作り直されました。企画書を目の前で破いたという話も語られています。
もろだしやブレーンバスターなどの隠し技は、猪瀬さんがみんなが帰った夜にこっそり実装し、翌日に見せて反応を見ていたそうです。売上を狙ったというより、面白いと思ったものを入れる開発文化の一環だったと説明されています。
この作り直しの影響で、同じ時期に開発していた『キャプテン翼』の完成が遅れた、とも語られています。